スポーツに生かされた。だから、スポーツに携わる道に
私は、プロの選手を目指して、サッカーをやってきました。
高校・大学時代と、サッカー中心の生活を続け、大学2年生の時に、自分がどこまで通用するのかを確かめるために、メキシコに渡りプロリーグに挑戦しました。短い期間ではありましたが、現地のプロチームの選手としてプレーしていた時期もあります。
メキシコで苦楽を共にしたチームメイトと、引退の際にユニフォームを交換したのですが、その時の言葉では言い表せない感動は今でもはっきりと覚えています。
モルテンに中途入社をする前は、2社の食品メーカーに勤務し、イギリスやアメリカでマーケティングやブランドマネージャーなどをしていましたが、かつて私がメキシコで経験した「スポーツで胸が熱くなる瞬間」をつくる仕事がしたいと思い、モルテンに入社しました。
足を使って意見を集め、ブランドを高めていく
現在、スポーツ用品事業のブランドマーケティングという部署で、ブランドを様々な方に伝える仕事をしています。具体的には、国内外の競技団体と協業した活動や商品のプロモーション、リアルな場とデジタルでのブランドコミュニケーションなどの戦略や企画立案、その実行を行う部署です。日々の業務は、商品企画、開発、営業など部門を横断して集められたチームでディスカッションし、プロモーションの企画を進めています。海外の競技団体や、海外拠点の同僚と一緒に、現地の大会の準備を進めることもあります。
また、前職でのブランドマネージャーの経験から、モルテンのスポーツ用品事業として「今後のブランドはどうあるべきか」という、ブランドを根底から見つめ直すことをやっています。具体的には、他部署や他事業の責任者を巻き込んで、スポーツ用品事業のブランドについての客観的な意見を参考にしながら、今後の方向性について議論をし、検討します。未来のブランドがどうあるべきかを考え、進めていく仕事です。
そのほか、実際にバスケットボールコートやフットサルなどの大会に足を運んで、直接プレイヤーにヒアリングやアンケート調査を行ったりもします。実際に製品を使っている人の意見には、毎回ハッとさせられる発見があります。
このような調査に基づいて、強みや弱みを定量的、定性的に把握し、モルテンのブランドの方向性を模索している最中です。モルテンが提供している製品は、スポーツのジャンルも多く種類も豊富なので、ブランドの方向性を固めるのは簡単ではありませんが、この先、さらにブランド力を高めていくために、整えていきたいと思います。