スポーツでしか感じられない
本物の感情を引き出す。
そのために、自らの手でつくる。
スポーツの価値は、勝ち負けだけではない。スポーツに関わることでさまざまな感情が溢れる。それこそが人生を豊かにしてくれる。モルテンは“feel the emotion”をブランドの約束事に、「スポーツでしか感じられない本物の感情を引き出すために、これ以上ない最適なプロダクトやこれ以上ない最適な環境をつくり、スポーツがいつも人生のそばにある世界を実現する」をミッションとして掲げている。世界の主要スポーツ大会の公式球となっているテクノロジーを搭載したフラッグシッププロダクトだけでなく、ロボット活用した製品設計など、プレーヤーだけでなく、コーチや保護者といったスポーツに関わる人の感情がスポーツによって引き出されるプロダクトやサービスの開発を強化する。また、スポーツや社会の課題から、共創型のパートナーシップを推し進め、ひとりでも多くの人のそばにスポーツがある世界を目指し、“the Court”から新たな領域への挑戦に向けて動き続けていく。

テクニカルセンターと
バスケコートを融合したデザイン
アメリカのストリートバスケコートでよく使われる金網を、“the Court”を囲うように用いることで、金網という工業的な存在が、テクニカルセンターとバスケコートという異物にデザイン的な親和性を生み出している。オフィスフロアに隣接しているが、手すりと可動建具の網などで境界のように空気感を切り替える。

コートとしての機能性はもちろん、
コントラストも美しい
通常はバスケコートとなっているが、ラインなどを張り替えることで、バレーボールコートにも対応できる仕様になっている。デザインの特徴としては、コートの床には、白系の木材に黒のラインを引くことで、公式のバスケコートにはない独自の存在感を醸し出している。床はフローリングの色を分けることでコートの中と外がひと目で判読できる。


プロフェッショナルな目線も
取り入れながら、新たな発想へ飛躍
将来的には、プロとして活躍する選手を招いて、実際に製品を使用してもらいプロフェッショナルな目線での知見を得たり、センサーや画像認識を活用して、シュートフォームなどプレーヤーの動きや飛行特性などプロダクトの特性を解析していきたいと考えている。新たな技術の深堀を通じ、未知のプロダクトの領域を開拓していきたい。

interview
エンジニア自身が
プロトタイプを
すぐに試せる
佐藤 洋輔
the Court/
スポーツ用品事業

ボール開発グループに所属。幼少からバスケットをプレーしていた経験もあり、主にバスケットボールの新商品開発、品質の向上、コストダウンなどの業務に携わっている。「“the Court”ができたことで、自分たちの製品をプレーヤーに使ってもらうのはもちろん、まず一旦つくったプロトタイプをすぐにエンジニアが試して、改良して、また次をつくって試すことができます。それが自分たちのテクニカルセンターの中にあるのは、スピードを上げたり、確認の精度を上げたり。そういった点で非常に有効だと思います」と語る。
“the Court”の中でも気に入っているのは、テラスだそう。「私自身も小さい頃からバスケットをしてきましたが、コートから川の水面が見えるのは初めての景色です。開放感もあり、デザイン性のあるコートはいろいろな選手、外部のエンジニアを呼んでも自慢できるコートですね」。