除圧－圧切替時に利用者様の体動が30分ない場合、除圧－体位変換が自動でおこなわれます。

右上げ（15分体位変換） ⇒ 仰臥位（20分圧切替） ⇒ 左上げ（15分体位変換） ⇒ 仰臥位（20分圧切替）の動作を繰り返し、1サイクルは約70分です。

※体位変換角度は4度程度（低角度の体位変換）

安全対策（ハイブリッド構造）上、コンパクトになりません。

ウレタンフォームとエアセルのハイブリッド構造になっています。
利用者様が端座位を取る際にずり落ちを防止、また介護者がベッド上にひざを置いてケアする場合に姿勢を安定させるモルテン独自の構造です。
以上から、一般的なウレタンフォームのマットレスと同様に立てかける、または重ねるかで保管ください。
横置きの注意として、ポンプユニットに衝撃を与えないためにマットレス足元側からみて左側（リモコンケーブルが出ている側）を下にしないでください。

数分でエアセルに空気が充填されるため、ベッドに乗せた直後に寝ていただいて構いません。

身体が傾いた状態で、緊急の心臓マッサージはできなくマットレスをフラットにする必要があります。
または体位変換中に停電になった場合も同様です。

オスカー同様に、マットレス足元側から見て右側のCPRカプラを開けることでポジショニングエアセル（体位変換のエアーバッグ）の空気をすばやく抜くことができます。
完了後はフタをカチッと音がするまで閉めてください。

エアセル（本体）については、これまでの実績から空気を入れたままでも対応可能です。

モードの切り替わり判定は約30分ごとに行われます。
その間の体動の有無を感知して、モードの移行を自動で判断します。

目安として、仰臥位から側臥位に変わるような大きな動きが1回、または足を動かすような動きを複数回行った場合に、体動と判定します。

リハビリモードはありません。
マットレス内部のフィッティングフォームにより、マットレス上でのケアのしやすさにも配慮していますが、マットレスの柔らかさが気になる場合は、リモコンで【標準】モードのみが機能するよう設定してください。
これにより、静止型の標準マットレスのように、より高い安定性を保持します。

約10分で、設定されたモードへ変更されます。
再度全自動に戻す場合は、リモコンの全自動ボタンを押してください。

除圧－体位変換・除圧－圧切替機能を使用している際に、圧切替が機能します。周期は約5分です。

問題ありません。30度以上になるとセンサーが検知し、自動的に体位変換動作を停止します。

体重制限は120kgです。

体重30kg以上の成人の使用を想定しています。
小児の場合、体位変換が行われない可能性や、ポジショニングエアセルの位置が合わないおそれがあります。
ご使用前に、各機能をあらかじめ確認し、問題がないかをご確認ください。

停電時でも、利用者様が寝た状態のままで約2週間はエアを維持します。
長時間の停電でエアセルの空気がすべて抜けた場合でも、ウレタンフォームのフィッティングフォーム＋底づき防止層があるため、従来のウレタンフォーム系静止型マットレスと同等の体圧分散性が確保されており、安心してご使用いただけます。
ただし、空気が抜けた状態では、目標とする体圧分散性能は発揮されません。

1日の電気代の目安として、スコープは約4.0円、スコープライトは約2.3円です。

フィルムはマットレス内部への汚れやにおいの侵入を防ぐために設置しています。
そのままマットレスから外さずにご使用ください。

リモコンでむれ対策の【切】ボタンを押していただくと、機能が停止します。

ケア介入時の動きでモードが移行することがあります。
ケア後にしばらく様子を見ていただき、体動に応じたモードへ移行しているか確認してください。

マットレス設置前の保管状況などにより、リモコンのセンサー部が高温になっている場合や、結露などが原因で一時的に注意ランプが点滅することがあります。
ご使用環境になじむことで自動的に解除されますので、しばらく様子を見てください。
半日以上経過しても解消されない場合は、点検・修理をご依頼ください。

体圧分布モニターの画面表示設定ボタンを押すと、表示を消すことができます。
ボタンを押して画面が再表示されるか確認してください。
Wi-Fiエラーと表示されたり、黒い画面のままで体圧データが表示されない場合は、故障が考えられますので、点検・修理をご依頼ください。

※体圧分布モニターに不具合が発生しても、マットレス本体の各機能には影響はありませんので、マットレスを継続してご使用いただくことは可能です。

体圧分布モニターはポジショニングケア前後の比較で確認するものです。
たとえ体圧が低く表示されていても、身体とマットレスの間にすき間があれば、ポジショニングクッションですき間を埋めてください。
体圧が低く、変化が分かりにくい場合は、感度▲ボタンを押して感度を上げてください。

健側の動きで標準モードに移行することがあるため、強制停止を使用してください。
例：標準【切】、体圧調整【切】

ケアの動きで標準モードに移行することがあるため、強制停止を使用してください。
例：標準【切】、体圧調整【切】

体動がないと体位変換モードに移行するため、強制停止を使用してください。
例：体位変換【切】